【終了:レポート】2024-06-30 Dr.上田秀朗 実践歯内療法コース(第42回ハンズオンセミナー)

【歯内療法に自信をもって取り組むために 実践歯内療法コース】

令和6年6月30日(日)に、福岡歯科大学4階実習室にて福岡歯科大学同窓会主催第42回福岡歯科大学臨床セミナーが開催されました。テーマは「歯内療法に自信を持って取り組むために実践!!歯内療法コース」と題し、上田秀朗先生から歯内療法の予知性を高めるための臨床的なアプローチをご紹介いただきました。

歯内療法の上達は、臨床医のステップアップに避けて通れない関門であるとのことから、そのステップアップのために日常臨床においてより良い臨床結果を求め、かつ安全である治療法を研鑽され続けた中でたどり着いた考えやテクニックをご教授いただきました。

ハンズオン形式にて開催し、多くの先生方に参加していただきました。

今後も今年度の臨床スキルアップセミナー等の開催が数多く予定されておりますので、ぜひ多くの皆様にご参加頂ければと思います。

◼ 講師 医療法人 うえだ歯科医院 院長 上田秀朗 先生
◼ 日程:2024年6月30日(日)
◼ 場所:福岡歯科大学4階実習室
◼ 受講料(昼食込み):

  1. 福岡歯科大学同窓会2023年度会費納入者 38,500円
  2. 他歯科医師 49,500円

◼ 定員:先着 25名

◼ 講義

  • 抜髄の留意点、根尖へのスムーズなアプローチ法
  • レントゲン・CTによる診査・診断
  • パーフォレーションの対応、根尖病変の治し方
  • 様々な難症例への対応 他

◼ 実習

  • アクセスキャビティ、根管拡大、根管形成
  • 根管充填の勘所

【抄録】
歯内療法は、卒後間もない歯科医師が臨床において最初に突き当たる大きな壁となる。大臼歯の根管治療にかなりの時間を費やし、理想とかけ離れた術後に自信を喪失した先生方も多いと思う。
私は、まず歯内療法、歯周治療、補綴治療などの基礎的治療を基本に忠実に行うことが大切であると考え実践に努めてきた。もし、根管治療に不備があれば、どんなに素晴らしい補綴装置が装着されようとも、それは砂上の楼閣となってしまう。全顎的な歯科治療においては、一本の根管治療のエラーが治療計画全体に影響を及ぼすことさえある。
正確な診断力と手技を身につけ、根管治療の予後を客観的に評価することで、その成功率を1%でも上げたいと考えている。今回は歯内療法の予知性を高めるために 私が行っている臨床的なアプローチを紹介させていただきたい。

【スケジュール】

  1. 9:30~10:20 より安心、安全な歯内療法の考え方 (50分)
  2. 10:30~11:50 1番根管拡大形成・根管充填実習 (80分)
  3. 11:50~12:30 1番根充が終わってより各自昼食 (40分)
  4. 12:30~13:00 さまざまな根管形態へのアプローチ (30分)
  5. 13:00~14:20 4番根管拡大形成・根管充填実習 (80分)
  6. 14:20~15:40 6番根管拡大形成・根管充填実習 (80分)
  7. 15:40~16:30 歯内療法講義・総括 (40分)

【フライヤーPDF】→第42回ハンズオンセミナー(2024)

【参考】